みそぎ浜に吹く風

個人が運営する地域の新聞のようなスタンスを目指しています。ご意見やご要望はコメントで、お気軽にお寄せください。

児童をめぐる安全①事実上の門前払い

 昨今、何かと話題に上る児童相談所を尋ねてみた。どのような雰囲気であるか実際に足を運んでこそわかることがあると考えたからだ。 

 

 児童相談所の職員は、虐待が疑われる家庭に実際にどう対応しているのか。女性職員などの家庭訪問には身の危険が伴うのではないか。親が対応を拒んだ場合の子どもの安全を確認する法的根拠はあるのか。

 同じような問題意識を持つAさんが、児童相談所に前日に訪問するという旨の電話を入れていた。当日、私たちの対応に当たった責任者らしき50代程の年代の男性は私たち二人を前に早く帰ってほしいの一点張りであった。立ったままで、椅子に座る気配もない。その男性よりも年上である私は思わず、座ったらどうなのかと言ったが、彼は立ったままだた。

 昨日、電話で来ないでほしいと伝えましたがと言うことである。真相を確かめるためにAさんの方を見ると、そうは言われてないという。ともかくも忙しい、早く帰ってほしい。論旨は明快である。

 

 責任逃れをしているのではないか、児童相談所には、そのような主旨の電話や訪問客が後を絶たないとのことである。彼の様子から、全国各地の児童相談所が世間からの対応に苦慮しているということだけは事実だと見受けられた。

  

 子供の安全をどのように守るのか、急激に社会が変化する中で旧態依然とした児童相談所に様々なしわ寄せが来ているのだとすれば、小回りの利く民間の立場で何かできることがあるではないだろうか。例えば、的外れかもしれないが自身にできることという意味で子どもたちに囲碁を教えるということでもいい。私なりに、このテーマを自分が何をできるかという観点で、もう少し追ってみたい。

 

 来月には、こども食堂に関する講演がある。そのような講演にも積極的に行ってみたい。。

                           GUMYOU